エンジニアの転職

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これから転職活動に取組もうとされている人や、既に取組まれている人もたくさんおられると思います。
転職する理由は人それぞれです。

・今の会社の人間関係が嫌だから
・今いる会社じゃ自分の技術が成長できないから
・もっと給料のいい会社
・正当に自分を評価してくれる会社

理由や目的をあげれば、人それぞれできりがないでしょう。

今回は、転職にこれから取り組もうとされている皆さんに向けて、少しでもお役にたてればということで、私の経験を基にお話ししたいと思います。

私は製造業のエンジニアで転職を2回経験しています。
よって、同じ製造業のエンジニア目線になりがちですが、一般的な考え方も当然ありますので、製造エンジニア以外の方もよければ参考にしてみてください。

それではどうぞ。

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20代の転職:やる気

みなさんはどんな計画や戦略の基に転職活動をされていますでしょうか。
そんなものありませんか?
就職して2~3年であれば、仕事とはどんなものかまだ漠然としたイメージしかないんじゃないでしょうか。

キャリア2~3年の場合、転職の理由や計画って概ね以下になるんじゃないでしょうか。
・自分の長所を生かす
・好きな仕事
・自分に向いている仕事
・自分の才能が生かせる仕事
・好きな会社、業界を見つけた
・年収が高い

まあほとんど新卒と変わりない感じでしょうか。
この年代はやる気があれば転職できると思います。
伸びしろがたくさんあるからです。

恥ずかしながら、1回目の私もそうでした。
高い年収を目当てにして、やる気だけで転職できたと思います。

というわけで、入社して2~3年で転職する場合、大した計画や戦略をたてる必要はないでしょう。
しかし、なんらかの理由は必要です。
そして、その理由が転職することで実現できるのでやる気まんまんですと、面接官に納得してもらえれば採用でしょう。
技術者はどこも人手不足なので、若くてやる気のある人材であればだいたい採用してもらえます。

30代の転職:技術者は売り手市場

キャリア7~8年の30代以降の転職になると、キャリア2~3年生と同じような理由では、採用してもらうことは厳しいでしょう。
採用する側も、7~8年もキャリアがあるのだから何かができるので会社にこういった分野で戦力になれますくらい言ってくれると採用したくなると思います。
それでも、しようがない場合もあります。
・人間関係
・倒産
・理不尽な待遇、転勤、出向
・過酷な労働環境など

ちなみに私がここで2回目の転職をしています。
理由は、過酷な長時間労働だったからです。

当時はブラック企業という言葉はまだなく、一般的には長時間労働の企業はたくさんあったと思います。
給与と仕事は充実していたのですが、相当苦しい長時間労働でした。
忙しい時で、3カ月休みなし。
1カ月の残業時間は200を超えたこともありました。
それが3カ月連続でした。
管理職待遇だったので、残業代はゼロです。
20代ではこなせても、30代40代になったらこりゃ無理だわと感じていました。

そして結婚を控えていたので、このままでは結婚は厳しいと考えるようになりました。
結婚をとるか仕事を取るかの2択になった時、あっさり結婚をとりました。
というわけで転職しました。

就職面接の時に、前職をやめた理由を聞かれたので正直に言いました。
そうすると、君は正直だねと言われ、「じゃあ採用で」とその場で言われました。
やめた理由が妥当と判断されたんだと思いました。
機械設計、機器調整や現場工事など技術一筋だったので、職歴は特に問題なかったと思います。

というわけで、キャリア7~8年で転職する場合は、前職をやめる理由が誰でも納得できる内容であることが望ましいです。
多少脚色してでもいいから、納得してもらえる内容にすればよいのです。
例えば、倒産していなくても、すぐにでも倒産しそうなのでとか。
上司のパワハラを社内窓口に相談したら転勤、出向を命じられたとか。

30代の技術者であれば、ものづくりの業務を一通り経験しているので、実力を発揮しはじめるころです。
なので、変わった性格や風貌でないかぎり、基本的に企業は積極的に採用するはずです。

40代の転職:マネージメント

技術者が40代以降で転職するとどうなるでしょうか。
私は転職していませんが、人材派遣で入ってきた40代技術者の方たちと一緒に仕事をしていて感じるものがあります。
それは、40代にもなってこれができない、あれも知らないなど、経験不足なことが多すぎるんじゃないかということです。
例えば、強度計算ができないとか、センサーの選定をしたことがないとか、安全性や信頼性なんて考えたこともないとか。

限られた仕事しかさせてもらえないと、それしかできない技術者になってしまいます。
同じ職種、業界にいるとそれ専門の技術者になってしまいます。
そのような場合は、転職先も同じ職種、業界がよいでしょう。

幅広い技術分野を必要とする職種や業界で育った技術者であれば、違う業界に入ってもすぐに活躍できるようになるでしょう。

しかし、40代以降の技術者に最も求められるのは、リーダーとしてのマネージメント能力でしょう。

というわけで、40代は技術だけではなくマネージメント能力も備わっている人材であるとことが期待されます。
前職をやめた理由は、もうこの年代であれば犯罪や懲戒解雇以外であればたいした問題にならないと思います。
人生経験をそこそこ積んでいるので、妥当な辞職理由は作り出せるでしょう。

50代の転職:特殊技術と顧客

50代で転職を成功させるには、特殊な技術があってそれが会社の売り上げに貢献できるか、または特定の顧客との信頼関係があってそこから注文を取ってこれる営業力などがあればきっと大成功でしょう。

そういったものがなければ、大幅に給料が減ることを覚悟して、採用してもらえる企業があればどこでもいいという気持ちが必要だと思います。

転職エージェント

私が20代、30代のころには転職エージェントという言葉は記憶にありませんでしたが、今はテレビCMやネットCMでよくみかけます。

転職先探しには強力な味方になってくれるので、利用しない手はないですね。
有名な転職エージェントがありますが、中にはものづくり技術を専門としたものや企業からオファーがくるのを待つシステムなどもあります。

わたしもいくつか試しに登録してみました。
主だった転職エージェントを以下にご紹介します。

エージェント名求人数対象年齢職種特徴登録・求人をみた感想など
リクナビNEXT
50,000以上全年齢総合実際に転職した人の約8割がリクナビNEXTを利用
リクナビNEXTだけの限定求人が約85%
求人企業の質が高く感じる
さすが大手エージェント
doda100,000以上全年齢総合取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人求人検索がしやすい
求人企業は一流も多い
メイテックネクスト10,000以上20~30代エンジニア特化エンジニア専門の転職支援で求人件数業界NO.1公開求人を見ると一流企業が多い
ミイダス70,000以上20~30代総合氏名入力なしでも登録可能
自身の市場価値を判定してくれる
自分とのフィット率が高い企業を見られるため、転職先探しが効率的
CREEDO1,500以上20~30代総合社会人向けOB訪問サービス
経験談を聞ける
自分のキャリア経験談を必要としている人に話すことで、報酬を得ることができる

リクナビNEXT、doda、メイテックネクストなどの転職エージェントはさすがという感じでした。



エンジニア専門の転職支援はメイテックネクスト

一流の求人企業など職種、業界が豊富で、登録件数も多いです。

ちょっと変わっていて興味深いのがミイダスでした。
氏名入力なしでも登録可能で、登録すると自分の市場価値:年収を示してくれます。
もちろん無料で。

ちなみに私の市場価値がこれです。

本当かよと思いますよね。
50歳前後で転職してこの年収がもらえるんだったらすごいと思います。
私が持っている技術士と1級菅工事施工管理技士の資格が効いているのかが知りたいところです。

いずれにせよ、転職エージェントはたくさんありますので複数登録するとよいでしょう。
いろんなところと比べらるので、自分に適した転職先を効率よく探すことができると思います。

転職することによって技術者としての実績と経験を積んで知識を増やし、技術士になりましょう。

そして、すばらしい技術者人生を歩んでいきましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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