技術者の働き方

機械設計

今回は、技術者の働き方について書いてみます。
この記事は、技術者としてこれから就職しようとしている方や、転職しようと考えておられる方に参考にしてもらえればと思います。
記事の内容は私個人の見解なので、ひとつの考え方としてご理解ください。

まず、技術の正社員として働くか、派遣社員として働くか、どちらがいいのでしょうか。
世間一般的には、正社員の方が安定していていいような感じがしますが、全ての人に対して当てはまるかどうかはわかりませんよね。
派遣の方が自由がありそうだし、正社員は責任ばかり押し付けられそうとか。
確かににそのような一面はあります。
でもそれは個人の受け取り方によりますよね。

派遣技術者と正社員技術者のメリットとデメリットについて書いてみます。

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派遣技術者のメリットとデメリット

メリット

・様々な会社で経験を積めるので、幅広い技術をみにつけられます。
・新人、未経験でも働ける案件があります。
・派遣業種の中では高い給料です。
・正社員になれる可能性があります。

デメリット

・非正規なので、仕事量によって契約解除になりやすい
・仕事ができなければドライに契約解除されます。
・給与や福利厚生では正社員より劣る場合があります
・社員だけの会議とかに参加できず寂しいことがあります。

正社員技術者のメリットとデメリット

メリット

・専門技術者になれます。
・社員教育や研修など、会社に一から育ててくれます。
・責任ある仕事ができ、大先輩の派遣技術者にも指示を出せます。
・長く勤めれば給料も昇進もそこそこ安泰です。

デメリット

・新人の頃は給料が安いです。
・責任がプレッシャーに感じる時があります。
・仕事はたくさんあるのに、残業はだめです。
・コスト、品質、納期、アフターサービスも全て技術者が主担当で大変です。

技術者にもとめられる能力

・深い専門技術と広い知識に基づいた判断力です。
・コツコツと積み上げる忍耐と努力です。
・関係者との調整能力です。
・技術を習得しようとする向上心です。

派遣社員と正社員どっちがいいのか

派遣技術者と正社員技術者では、双方にいいところやよくないところがあります。
いろんな経験をしたいとの考えの方は派遣社員が向いているでしょう。
責任ある仕事をしたいという考えの方は正社員が向いているでしょう。

でも技術者の理想としては、新人若手の頃は派遣でいろんな経験を積んで、基本的に必要な技術を身に着けた段階で自分を高く評価してくれる企業に正社員として入る。
年齢は30~35歳くらいがいい感じでしょうか。
こんな話は決して不可能な話ではありません。
私も30歳までに2回転職しました。
それぞれの会社での経験は、今の仕事にすごく役立っています。
そして技術士もとることができました。
ここで自分の市場価値を確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今の会社では、派遣社員から正社員に登用される方がたくさんいます。
そのような方たちは向上心の高い方ばかりです。
生え抜きの正社員の中には、生産性の低い方もおられるのでどちらが技術者として正解かなんてありません。

ただひとつ間違いなく言えるは、いろんな経験をすることは必ず技術者人生の糧になります。
つらいことも楽しかったこと。
成功したことや失敗したこと。
自分の次の仕事につながったり、部下や後輩を指導する際に事例として説明することもできます。
ここで一度立ち止まり、自分を見つめなおして再スタートさせてみるのもいいかもしれません。
その中で転職も一つの選択肢です。
エンジニアの転職について書いてみた記事があります。
こちらを参照してみてください。

最後までお読みください、ありがとうございました。

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