技術士第二次試験 機械部門受験体験1

技術士

私が初めて技術士第二次試験を受験した体験を書いてみます。
ここから私の長い受験人生が始まることになりました。

この記事が、これから技術士を目指そうとしている、又はすでに取り組んでいるみなさんにとって、少しでもお役に立てればと思います。

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試験10ヶ月前から勉強開始

私が初めて技術士第二次試験を受けたのは、平成24年でした。
第一次試験を合格してから、必要な業務経験4年を経過して、受験条件が整った年でした。
情報を集めようとインターネットで調べましたが、当時は今と違って技術士に関する情報は少なかったです。
あったとしても建設部門がほとんどで、機械部門に関するサイトは片手で数えらえれる程度でした。
本屋で参考書を探しても、機械部門の本はなかなか見つけられませんでした。
そんな状況でも、数冊の参考書を手に入れて勉強を始めました。
試験日の10ヶ月前くらいだったと思います。
周りに技術士はいません。
上司や先輩に話をしても、技術士そのものを知りませんでした。
孤独でしたがモチベーションは高かったです。

勉強内容

参考書を基に、まずはキーワード学習です。
キーワード学習については、ここを参照ください。
機械設計に関するキーワードを集めて、その定義、特徴、動向、将来展望等についてデータ化していきました。
今見返すと、無駄なキーワードがたくさんありました。
助言してくれる人がいないとわからないんですよね。
無駄なことをしてるって。
参考論文を読んでみても、自分の業務と重なる部分がないといまいちピンとこない。
今思うと、業務が重ならなくとも、論文を展開していく観点、切り口を参考にすればよかったんですね。
そして、論文作成練習にとりかかります。
最初は、過去問題に対して項目立てをいくつか練習します。
その中で、書きやすい問題について論文を作成してみます。
ここでも、自分ひとりじゃ書いた論文の内容がいいのか悪いのかわかりません。
とりあえず、奥さんに話して聞かせてみたところ、私の方がもっとよく書けるでと、わけのわからないことを言われてしょんぼりしたことを覚えています。(*^。^*)

試験1週間前

当時は仕事が忙しかったです。
毎日残業で、帰宅は22時くらになることが多かったです。
勉強は電車通勤の間と週末くらいでした。
それでも試験前には休暇をもらって、4日間朝から晩までみっちり勉強しました。
この休暇ですごく集中して勉強できました。
当たり前ですね。

試験当日

体調を整えて臨みましたが、だめでしたね。
手ごたえばぜんぜんでした。
しかもずーっと作文なので、腕がパンパンになりました。
筋トレかよって思うくらいでした。
合否通知書がこれです。

それでも40%以上は評価してもらえたんだと、来年に向けて頑張ろうと思いました。
なんか問題がすごく抽象的、漠然としすぎていたという感想でした。
今問題を見返しても、最近の問題と比較して解答しずらいなと感じます。
当時の問題にリンクを貼っておきます。
平成24年度 機械部門 必須科目
平成24年度 機械設計 選択科目

反省したこと

初めての受験だったこともあり、情報不足だったと思います。
勉強のやり方が効率的ではなかったと思いました。

有料セミナーとかありましたが、高額だったので躊躇して申込できませんでした。
うさんくさいんじゃないかとか疑ったりして。
今思えば、一発合格又は早期合格を目指すんだったら、高額でもセミナーはありだったと思います。
その先数年がかりで合格することを思えばです。

まとめ

技術士を目指そうと取り組んでおられる方は、既に向上心と行動力があるので精神論は必要ないと思います。
勉強も計画通りではなくとも、少しづつでも進んでおられるでしょう。
一番必要なのは、情報と助言者です。
いっしょに技術士を目指す仲間だったり、理解ある先輩上司がいれば、情報共有と互いに助け合うことができます。
近くに技術士がいれば、その方から助言や論文添削してもらうことができれば最高です。

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